【リワーク体験記5】私が受講したリワークプログラムと成果

仕事・勉強

リワーク12週間を終え、いよいよ職場復帰が目前となりました。

リワーク受講を迷っている方へ

リワークを受講しなかったら…
  • 自宅療養からの職場復帰になり、仕事をしながら体力を戻すことになる。
    →新しいスタートを切って気力も使っている中大変だっただろう。
  • 自分のペースで休むだけでは、講座等で自分自身を知る機会が無いままだった。

会社や主治医からリワークを勧められても、具体的に何をするのかがわからなかったり、自分には必要ないと思ったり(私もそう思っていました)、受講をためらっている方もいると思います。

受講して損は無い」とお伝えしたいです。

カウンセラーや精神科医師などの監修により、心理面・身体面・社会面など多角的に練られたプログラムで、本当によくできているなぁと実感しました。

12週間で気持ちの変化もありましたし、気力・体力共に復職に向けた良い時間だったと思います。

病状やきっかけ、職場は違うものの、同じ境遇の仲間たちと一緒に講座を受け、自分の思いに共感してもらったり、相手の話を聞いたりできたことも、自宅療養だけでは触れられなかったことです。

「リワーク」と検索すると、心療内科やNPO、公的機関など様々なところで実施されているようです。

私が受講したリワーク全プログラムとその成果をまとめてみました。

休職中でリワーク受講を迷っている方へ何かお伝えできれば幸いです。

リワーク受講の目標

自分の特性や復職する会社の特徴をふまえ、仕事ができる状態になって復職するために戦略的に復職の準備をする

休職原因の分析に必要な要素と対応プログラム

休職原因の分析に必要な要素対応プログラム
セルフマネジメント・生活記録表
・作業課題
認知行動特性・キャリアデザイン講座
・認知修正シート
・カウンセリング
・ストレス対処講座
対人コミュニケーション・コミュニケーション講座
・リワークミーティング
合理的・論理的思考・認知修正シート
・マルチタスクプログラム

プログラム内容と成果

生活記録表

内容成果
起床から就寝まで1日の活動内容を記録する。
睡眠時間、服薬状況、体調、気分についてもメモ。
月曜に活動計画と目標をたて、金曜にグループで振り返りを共有。
リワーク当初は週後半に疲労による体調不良で休むことがあった。
どのくらいの活動でどの程度体調に影響が出るか把握できた。
子供関係で早退遅刻欠席が多い事が客観的に可視化できた。

作業課題

内容成果
電卓を用いた集計業務を行い、作業の集中力・持続力を自己観察する。効果的な休憩の取り方を身につけられた。

キャリアデザイン講座

内容成果
自己理解、対人関係、問題解決法等について学び、ストレス軽減や再発防止につなげるための方法を学ぶ。講義、グループワーク、エゴグラムによる自己理解。自分が持っている社会人基礎能力、認知傾向、役割を把握できた。シートに書き出すことで、抱えている役割との距離感や必要十分かの検証ができた。

コミュニケーション講座

内容成果
情報収集・情報整理・情報発信の仕方を学び、職場で活かすためにロールプレイング方式で練習。
自分も相手も尊重しつつ、お互いが納得できる話の落としどころを伝えられるアサーティブなコミュニケーションを目指す。
自動思考(出来事の後、すぐに自分の中に湧き起こる考えや習慣的に繰り返される考え。自分の考え方の癖。)を把握できた。
自動思考に影響されず、情報を事実と主観・感情に分けて整理する手法を学んだ。

ストレス対処講座

内容成果
自分の物事への捉え方や考え方の特徴を知り、出来事に適応して問題解決につなげる方法を学ぶ。
チェックシートで何に依存しているか(承認依存、愛情依存、業績依存、完璧主義、全能感、自己非難、絶望感)を知る。
ストレス対処テクニックを身につけた。損得分析、[聞いてみよう調査法]自分の考えや感情、態度が適切であるか他の人に聞いてみる
[もうひとりのあなたテクニック]出来事に対する他人のアドバイスをイメージする・自分ならどんなアドバイスをするかイメージする
[ひらきなおりテクニック]自分のマイナス思考の中の、客観的事実をありのままに受け止め、気持ちを切り替えて「今できることは何か」に意識を移す。

認知修正シート

内容成果
問題解決を目的とした認知修正シート。次の項目を書き出す。
[出来事]
[その時自然にとった考え・行動・感情=自動思考][出来事に対する新たな対処行動の目標・目的(大目標・中目標)]
[目標・目的を達成するための考え・行動(小目標)]
出来事(ストレスの要因となった出来事)について客観的事実のみを抜き出すところからスタート。
失敗行動の原因分析、自分らしさの分析をしたうえで、出来事に対する現実的・合理的な問題解決方法を検討する手順を学んだ。

カウンセリング

内容成果
カウンセラーとの面談をとおして、現状での気付きや課題等について話し合い、職場に提出するレポートを一緒に作成する。自分の状況に共感してもらえる時間。専門家として再発防止策や、会社へのアプローチをアドバイスいただけた。

リワークミーティング

内容成果
リワーク参加者が抱える不安や悩み、今後の展望など様々なテーマについて、受講者が主体となって話し合う。休職者が共通して持つような悩みや不安に対して、多様な考えに触れることができた。

マルチタスクプログラム

内容成果
職場の疑似体験。模擬的作業場面が設定され、5~6件のタスクを複数人で同時に行う実践的な訓練。複数のタスクをチームでこなすためにあっという間に時間が過ぎる。その中で何がストレス要因かをとくていし、講座で習った対処法を実践する場として役立った。

リワークを受講後、復職を前にして思うこと

復職前にリワークを受講したことは、自分の財産になりました。

自分自身の考え方の癖や、ストレス対処方法を学べたことは、今後仕事や家庭でも役に立つものです。

リワークの成果を3つご紹介します。

復職前のリハビリになった

決まった時間に決まった場所へ通い、集団生活を送る。休職し自宅療養をしていた身には、たったこれだけのことでも、大変なことでした。身支度を整えて出かける、家族以外の人と話す、体力の回復に効果があったと思います。

自分について知る

心理テスト、ストレスチェックテスト、エゴグラム等様々な検査を通じて自分の認知傾向を知ることができました。

考えの癖、能力、依存度、思考傾向などは、それらを休職原因になった短所として無くすことをめざすものではなく、客観的に自分を把握して修正することが大事だとわかりました。

普段の生活では、ストレスに対し何となく通り過ぎてしまいますが、シートに書き出し、何を思ったかどう行動したか、どうすればよかったかを「書く」という行為が自分を知ることに効果的でした。

対策方法を身につけた

ストレスの予兆・軽度・中度・重度に分けて尺度表を作成したので、予兆の段階で対策を取ることができます。

レポート課題を通じて、自分自身を深く掘り下げる機会があり、改めて自分が何をしたいか、どうしたいのか、何が苦手で何が得意なのかを考えるきっかけになりました。

リワーク実施期間によってプログラム内容はさまざまだと思いますが、認知傾向や対処方法を知ることはそのままの自分らしくまた働くために必要なことだと実感しています。

どの機関でリワークを受講するにしても、得る物は必ずあると思います。

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